hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

いとしい命         36

 

2月に入り、松本零士先生の一周忌が、近づいてきた。本当に早いものだ。そして私が右手首を折って一年経った。歪んだ手首でも絵が描けるのでありがたいと思う。      

ほっぺかーるは、松本零士先生のことを知ったのはヤマトからだった。漫画もヤマトから入って、有名な「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」「男おいどん」他、連載中も雑誌で読んでいた。 もちろんコミックスも沢山買った。      先生の作品で、一番私の琴線にふれたのは、実はヤマトではなく、私が女で動物好きだからなのか「トラジマのミーめ」という愛らしい猫ちゃんの物語だ。実際に松本先生が飼っていらした猫ちゃんがモデルらしいが、漫画のミーくんはとても可愛らしい!💓💓☺️ 先生は少女漫画も描いていらしたので、こういう作品はお手のものだったのだろうし動物や虫を描くのが、とてもお上手で素晴らしい!!もちろんヤマトなどメカも素晴らしい!!    私はミーくんのコミックスの初版本を持っているが、少女雑誌に掲載されている時の号は必ず買っていた。私も猫や色々生き物を飼っていたこともあり、ミーくんの話は何度読んでも共感し、切なくて泣いてしまう。       漫画のミーくんはヤマトのミーくんと違っている。ヤマトのミーくんは、ケンカのキズ跡らしきものが顔にあるので多分男の子なのだろう。男猫は冒険の旅に出てしまうことがあるので、よく佐渡先生のそばにいるなぁと思う。気ままな昭和のネコは放し飼いだったし、私の家の猫もほとんど旅に出て帰らなかった。ヤマトのミーくんは、よほど佐渡先生が好きなのだろう。オサケも飲むし、ワープも平気な男前さがある頼もしい子だ。  漫画のミーくんは男の子だったり、女の子だったりしているが、私は女の子のミーくんが好きだ。     

 

ペットは人間より大概命が短いので、お別れが早く来てしまうのが、とても辛い。私が最後に飼っていたのは、砂ネズミの男の子だった。🐭 甘えたり馴れることはなかったが、私の手からエサを取って食べてくれたし、仕草がとても愛らしい子だった。身も心もボロボロで夜勤から帰って来た私は、その子がいることで慰められていた。しかし、ある夏の日その子は死んでしまった。   具合が悪そうだったのに朝私は仕事を取って、獣医に連れて行ってやらなかったのだ。帰ってきたら、もうダメだった。  今まで色々飼ってきたが、その子の死は本当に自分を責めることになってしまって、しばらく毎日泣いてばかりいた。 「ごめんね!ごめんね!」と亡き骸を前に謝り続けた。  肉親の死より辛かったのだ。

それ以来もう生き物は飼っていない。これを書いていても涙が出てくるが、私に生き物を飼う資格は無いと思う。 植物ですら、管理が下手なのに私の所に来てくれた子達に申し訳ないと思っている。   命は、大切にしたい。