hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

「さらば」はトラウマ   27

 

映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が怖い!!😱😱😱

 

ほっぺかーるは昭和の「完結編」までの宇宙戦艦ヤマトが大好きな女だが、実を言うと「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(以下「さらば」と略する)がトラウマになってしまって、何十年たってもダメで、最近までその映像や音楽を避けていた。ジュリーの「ヤマトより愛をこめて」を聴くと、背筋が寒くなるのだ。この作品だけは「頼むから勘弁してほしい💦」と思うレベルだった…………………私にとっては、どんなスプラッタ映画より恐ろしいのだから。

 

続編映画上映決定を知ったのは、「キャプテンハーロック」連載中の雑誌だった。その特集で「さらば」の絵を最初に見た時、あまりにもパート1とキャラの顔が違っていて驚いた。第一印象は「なんかアニメ「巨人の星」っぽいと思った。パート1の少年マンガ的で線の多い絵柄の雰囲気がガラリと変わってしまい、「ずいぶんスッキリして華奢になったな」と感じた。まあ、パート1で苦労したが、その後の幸せな古代君と雪さんが観れるのだと、凄く嬉しかったのだ。そして声優さんが同じなので安心した。世はすでに声優ブームだった。テレビにヤマトの声優さん達が出演されたりして、憧れの眼差しで観ていた。「アニメージュ」だったかで花井幸子先生デザインのウエディングドレスを見て「そうか。結婚式やるのか❤️」とワクワク感いっぱいだったのに…………しかし、しかし、何!!!?

 

違っていた。   「何!?この転回は!!」と鑑賞途中に何度も思った。💧  事前にテレビで主人公が死ぬと情報があったのを見てしまったが「うそ!!?」と思っていた。だが確かに、どんどん悲惨な状況になってゆく。  雪さんが亡くなり、土方艦長が亡くなり、山本君が、斉藤さんが、真田さんが、加藤君が、徳川さんが、佐渡先生とミーくんまでも星になってしまった。そして最後は古代君まで……… 

私は頭の中が真っ白になった。周りの人達は、皆ぐすぐすと泣いていたが頑固な私は「泣くもんか!」と、こらえていた。  ラストのヤマトが一条の光になった時、中学生の私は人生で初めて絶望を知った。そんな時は涙なんか出やしないと知ったのだった。

上映後は呆然としてしまい、一緒に観にいった友人に「アンドロメダの電飾綺麗だったわ…」と訳わからんことをボソッと話した。   そして家に帰ってから恐怖が襲ってきた。「若者も死ぬ時は死ぬんだ」ということがわかって真っ暗な気持ちだった。まさか戦争中の不幸な「特攻」と言う物を見せられるとは………   「さらば」のストーリーは本当に納得いかなかった。だって、雪さんは前作で生き返ったじゃないか!なのになんで又死なせるの!? なんで!?なんでー!?大好きな2人が結ばれることなく消えるなんて、そんなバカな!!

 

「さらば」は空前の大ヒットを記録し、様々なメディアが話題にした。アニメの可能性が一挙に日本中に周知された。学校でもみんなの話題は「さらば」ばかりだった。おしゃれな女性雑誌までにヤマトクルーの追悼特集が載ったりした。

その後放送された「ヤマト2」はアニメ雑誌で主人公の2人は死なないと書かれていたので安心して観ていられた。松本零士先生が仰っておられたように「若者は死ぬべきでは無い」に思いっきり同感した。あんなラストは古代君と雪さんに、ふさわしく無い!!! 

 

そしてヤマトは、しばらくシリーズ化されることになる。「完結編」は私にとって、最後のヤマトのストーリーだ。あれこそ2人の結末にふさわしい💞!!「さらば」を否定するつもりはまったく無いが出来れば、さよならは笑顔で言いたいものである。    作品としては、素晴らしかったから、違う世界線の話だとなんとか自分に言い聞かせたい。その「さらば」が約45年ぶりに劇場に帰ってくる!!   いまだにトラウマは消えていないが、ヤマトファンとしては、やっぱり観にいきたい!そして今度は思いっきり泣いてこようと思っている。トラウマ克服のため「さらば」風イラストを描いてみたが、凄く苦しかった。しかし将来、私が成仏するには必要なことだ。 

 

関係ない話だが、任天堂のゲームで「どうぶつの森」シリーズがあるが、64から子供に買ってやって私も楽しくプレイしていた。そこで「やじるしのふく」という、どうみても古代君の制服だと思われるアイテムが昔登場していたことがある。あれが、いつのまにか無くなっている。私は「ポケ森」が好きで、よく遊んでいるが「ヤマト」という名前の顔のカラーリングがヤマト色のワニがいる。開発者は代々ヤマト好きな人なのだろうか?ちなみにユキやマモルまで登場する。さすが任天堂遊び心があるなーと思う。       今年はキンモクセイが咲くのが遅かった。しかしこの冬の楽しみは山のようにめじろ押しだ!