hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

昔、心に残る話を聴いた            

(4kリマスター「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」公開を祝う😊)

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ほっぺかーるは中学の時トラウマになった「さらば」を覚悟して観に行って来た。ストーリーが分かっていても今さらながら、やっぱり泣けた。次々と亡くなる大好きなキャラの潔い姿に、ハンカチが離せなかった。当時はショックで泣けなかったが、今回しっかり泣いたお陰でトラウマが薄まった気がするので、上映後は、スッキリしていた。40数年ぶりに見直して、初めて気が付いたこともあって、あっという間の時間だった。発進のシーンはカッコイイ!!キャラの動きも良かった! やっぱりヤマトは凄い!!

 

私がヤマトの世界に入ったのは、オールナイトニッポンラジオドラマ「宇宙戦艦ヤマト」がきっかけだった。女子中学生の私は、いつも中島みゆき様のオールナイトニッポンを聴いていて、ハガキを読んでもらったりしていたので世間で超ウワサで、クラスの男子に大人気のヤマトなるものに興味を持って、カセットテープを用意し、スタンバイしていた。  そう、あの時の感動は忘れはしない!

声優さん達の熱演、音楽の素晴らしさ、ストーリーの巧みさ、聴き終わった後も夜明けの部屋でじーん💓と余韻を味わっていたのを思い出す。ドラマ途中で寝てしまったという私の友人は馬鹿だなぁ😓と思ってしまった。 古代君が熱い思いを語り、雪さんが生き返るあのハッピーな展開に私は完全にノックアウトされた❤️❤️❤️❤️❤️   当時ちょうど「なかよし」連載中で好きだった「キャンディキャンディ」のストーリーが悲しい展開になってきて、漫画もアニメも見るのを止めた時だった。キャンディの彼氏でイケメンのテリィは古代君の富山敬様が演じられていたのは「ふふふ❤️」となった。富山敬様のお声は、登校前にテレビで見た「ピンポンパン」のブチャねこや刑事ジャガーでもよく知っていた。その後、松本零士先生の漫画やアニメに移行して、ますますのめり込んでいった私だった。

     ラジオドラマを聴きながら、私は小学生の頃を思い出していた。リアルタイムでテレビのヤマトパート1が放送されていた時、昔、航空母艦を作っていた父が一度だけヤマトを見たいからチャンネルを譲れと言ってきたことがあった。私は素直にOKしたが、「アルプスの少女ハイジ」が見たい妹はギャン泣きしていた。ヤマトのオープニングが聞こえていたので父は見ていたようだが、その後は見たいと言わなかった。私は、その時父と一緒にヤマトは観ていない。小学生女子には興味の無い世界だったし、もし見ても難しくて楽しめなかっただろうから。戦時中が青春だった父に、ヤマトはどのように写ったのだろうか?父は第二次世界大戦の記録本を沢山持っていた。本当の戦艦大和の姿も、父の本で見た。悲惨な犠牲者の兵隊さんのご遺体、白骨写真の本や、恐ろしい「悪魔の飽食」も読んだ。中学生の私には現実味が無く、それらは本当にあったことだと理解出来ていなかった。私が女だから、父はあまり若い頃の話はしてくれなかった。

 

そんな父を持つ私が中学生でヤマトファンになったのも何か因縁があるのかも知れない。ヤマトのストーリーは、どの作品もドラマチックで何度観ても感動してしまう。昨年おしくも天寿を全うされた松本零士先生の漫画のヤマトも新ヤマトもみんな持っている。冒険王も買っていたし、前は「銀河鉄道999」「キャプテンハーロック」などなど先生の作品は連載中も読んでいた。      ヤマトは子育てでイットキ離れてしまったが、ずっと私の心に残り続けていたのだ。多分この先一生慈しみ続けるだろう。  この時代に生きられて、本当にありがたいことだ。