hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

艦長の器 ⚓      30

 

「宇宙戦艦の艦長になりたい。」と、23世紀の少年は将来の夢の作文に書くかもしれない。  巨大な宇宙戦艦を自らの指揮で縦横無尽に動かし、邪悪な異星人ヤローどもと戦い、みごと勝利するゲームのような世界に憧れるのだと思う。

だがしかし、ヤマトの物語を観ていると、「あんた死にたいのか?お母さん泣かせんのか?」と、思ってしまう。昭和当時「ヤマトの艦長は、必ず死ぬ。」とファンの間では、囁かれてジンクスになった。だから「ヤマトⅢ」で古代君が艦長に就任した時「ついに来たか!!………ヤバい………」😰と思ったファンもいたはずだ。  藤堂長官より仰せつかった堂々とした武士のような歴代艦長方は、皆この世を去った。沖田艦長も土方艦長も山南艦長も、もういない。ひとたび宇宙に出れば、ヤマトは次から次に災難にみまわれ、異星人との激しい戦争に巻き込まれてしまう。地球の危機を救うため、艦長は自分を犠牲にしてきたのだ。

NASAの宇宙飛行士は、遺書を書いて宇宙に行くという。(「宇宙兄弟」で読んだ) 地球防衛軍の戦士も、さらに危険な任務なのだから家族、友人宛に遺書を書いて防衛軍に預けてあるかもしれない。少年宇宙戦士訓練学校で書き方を習ったり、「遺書集」が出版されたりしている可能性もある。💧  初代の沖田十三艦長の前職はよく分からないが、土方竜艦長は訓練学校時代の古代君の恩師だったようだし、山南艦長は訓練学校の校長だということでキャリアエリートばかりのようだ。(山南艦長はなぜか名字だけで、名前が無い。💦)    眼光鋭いベテラン艦長揃いなのに、いくらヤマト艦長代理を務めたからといっても年若い古代君に艦長を押し付けるとは藤堂長官の人事計画は、かなり無茶だと思う。それに戦闘班長も兼任とは、

防衛軍始まって以来の大出世だろうが、古代君も「まさか、俺が!?」と思ったろう。 こうなったのには理由があったかもしれない。「ヤマトを君に、任せたい。」と他のキャリアに藤堂長官が話をしても、ジンクスのせいで家族に止められ辞退した人がいたということも考えられるからだ。😓断わられ続け、古代君に貧乏籤がまわってきたのではと、勝手にほっぺかーるは思う。😁それに故人沖田艦長が使った艦長室なんか使いたくないだろう。ベッドなどは新品に取り替えられただろうが思い出が残り過ぎて薄気味悪いのではないだろうか?古代君も艦長室じゃなく士官室で寝ていたし。   艦長が亡くなって艦が無事残るというのは稀なケースではないか?

 

「ヤマトⅢ」第3話で古代君は艦長の使命の重圧に潰されそうになり、「今船を降りたいのは俺のほうだよ」と切なそうに、強気な彼にしては珍しく雪さんに弱音を吐いている。そんな古代君が苦しんでいるのを知って涙ぐんで、そっと抱きしめてあげる雪さん。雪さんにだけは本音を打ち明ける彼だが、二人の関係性にきゅ〜ん💓とするシーンだ。(古代君はいっそ、雪さんもヤマトから降ろして二人で転職しようと考えたか?😅)

「完結編」冒頭ディンギル星での犠牲者を出し、ハイパー放射ミサイルで多く犠牲者を出してしまった古代艦長は、もう心がズタズタになってしまった。責任をとるため自ら艦長を辞任してしまうが、本当に可哀想で見ていられない。残念だけど彼に艦長は無理だったのだ。その器でない人だったのだ。無理もない、早すぎた出世なのだから。  結局蘇った沖田艦長が就任し、そして二度目の最後をむかえることとなるわけだが、沖田艦長は古代君を艦長代理に任命してしまった責任をとったとも言える。古代君は主人公だから、重要な立場に置かれるのはしようがなかったのだろうが、沖田艦長の人選ミスも否めない。古代君の決断力と分析力をかったのだろうが、艦長代理は冷静で年長な真田さんが適任だったと思う。 古代君が苦しむのは見たくない!生き生きと天職の戦闘班長をやってほしい!

 

ヤマトがなくならない限りジンクスは消えない。だから、これ以上犠牲者を出さないため「完結編」以後ヤマトは再生させないのが最善なのだ。ヤマトの替わりの艦は、もっと縁起の良い名前をつけるといいだろう。  ハライタマエ、キヨメタマエ…

 

さて、4kリマスター公開まで秒読みに入った!!世間で、どこまで話題になるのかわからないが粛々と進んでほしいと思う。ヤマト制作スタッフ故人の皆様方も、お喜びのことだろう!!旧作ファンも大喜びしている!!   さあ、熱い冬がくる!!!😄☃️