hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

沖田艦長と古代君🍶    13

古代君が最初に沖田艦長に出逢った時の印象は非常に悪い。お兄さんの守さんの上官だった沖田艦長だが、たった一人の肉親で尊敬する兄を見殺しにして、自分だけ帰って来たと思った古代君は、恨みさえ持ったかもしれない。その後ヤマトを指揮する姿や徳川さんから事情を聞いて、だんだん見方は変化していって尊敬するようになる。実際本当にヤマトで一番の名艦長なのである。

沖田艦長は元々宇宙の戦争に出るような人だったのだろうか?ヤマト関連の書物に哲学者とか物理学者とか出ているが、防衛大学の教授とかで、知的な男性ではなかったのか?なぜか奥様のことは全く出てこないし、一人息子さんも亡くされて孤独な境遇なわけで、独りぼっちの古代君の考えには共感するものがあったようだ。当初から特別、父親のように目を掛けているように見えるしパート1第10話の一緒にお酒を飲んで地球に別れを告げる二人の姿は、他に類を見ない感動的なシーンである。(未成年に酒飲ますのは令和では完全NGだが💦昭和でそういうおっちゃんはザラにいた。)

まだ若干18歳の古代君は誰にでもハッキリ物を言うし、ろくに経験もないのに上官の前でも、やたら堂々としている。名前のように常に前進して行く彼は、よく沖田艦長に怒られ、正され、殴られたりする。まるで父親にしかられる息子のように。パート1で病気を押してまで最後までヤマトの艦長だった沖田艦長を本当の最後の最後「完結編」で古代君は「お父さん」と言っている。本当の父親以上の生き様を見せられた(魅せられた)からなのだろう。

せっかく「完結編」で蘇ったのにヤマトと共に去っていった沖田艦長を、また古代君は手本にするのだろうか?   私は「艦長は船と運命を共にする」という、そんな悲しい伝統を防衛軍長官になった古代君が禁止することを発令してほしいと思う。「死んで花実が咲くものか」とよく昭和で聞いたものだが。

 

最近ヤマトのゲーム復刻や映画リマスター版上映が決定し、喜ばしい限りだ!良いものは時代なんぞ関係ない。私もこれから起きる事にワクワクしている!!