hotupekaaru’s blog

昭和ヤマトをこよなく愛している女

どっぷりこS49

家族の絆が羨ましい     38         

 

ヤマトの物語は家族関係のエピソードが結構出てくる。 パート1TVでは、古代君、雪さん、島君、相原君のご両親が登場しているが、皆家族仲が良い家庭なのだと分かるし、戦時中でも、たっぷり愛情をかけられて育っているため、ご両親を大切に思う気持ち、子供の幸福を願う親の気持ちが、短い会話の中でもあふれている。そばにいてくれた家族との関係の良し悪しで、当の本人の考え方や性格に物凄く影響があるよなぁと思う。本人も、ご両親から受けた愛情を、同じように自分の子供達に向けて行くことだろう。

 

ほっぺかーるも母なので、子供の幸せを願う親の気持ちがよく分かる。母として10ヶ月も一心同体で過ごして、生命がけで出産して無事に我が子を抱くことが出来た喜びは、到底男性には想像出来まいと思う。昭和と異なり、令和ではイクメンと言う頼もしい男性が存在しているが、そういうパートナーに巡り会えた女性が羨ましい!!新生児の世話を積極的にした父親は人間的にひと味も二味も違う人になるだろう。 ヤマトの時代は、どうだったのだろうか?ちゃんと育休が取れていただろうか?

「ヤマトⅢ」で揚羽君のお父様が、登場しているが、自分の考えを子供に押し付ける残念な人だった。実は私も両親から、揚羽君と同じ目にあわされているので同情してしまう。子供に過度に期待する親は迷惑極まりない!お母様が、揚羽君の意志を尊重出来る立派な女性で良かった。      「新たなる旅立ち」では、母の役目よりイスカンダルの女王の役目を選んで亡くなったスターシャさんが、どれほど悩まれ、辛かったのだろうかと涙がでる。どうやらイスカンダル人は少し先の未来が予知できる超能力があるらしいので、やるべきことが分かっていての選択だったのかもしれない。実際、未来予知なんか出来たらむしろ絶望することが多いのではないだろうか?そんな能力いらないよなぁと思う。

敵方で珍しく親子設定だったのが、「完結編」のディンギル星人の3人だ。ルガール総統の二人の息子達には個としての名前が無い。ディンギルの非情な人間関係が現されていると思う。長男は父親の言いなりで、その権力に怯えている。次男も自分の幸せのためには何をやっても良いと教えこまれていた。母親も、きっと同じように教えていたのだろう。相手の立場を考えられない想像力欠如の人間達なのだが、今地球で戦争をしているどこかの国と同じだ。しかし次男の少年はヤマトで、他者を守る地球人に衝撃をうける。彼は自分自身で何が本当に大事なことなのか、人生で初めて考えてその純な魂で見極め、自分を助けてくれた古代君のために死んでいった。

 

この世に生まれて、金銭もそうだが、家族に恵まれないとホント不幸だ。いつかは死ぬ人間だが、人生で良い家庭の中で学ぶことは多い。その絆は何よりの宝物になる。俗っぽいが、確かに親ガチャにはずれると人生が暗くなってしまう。私も私の子供も、そうだろうなと思う。親になっても大丈夫な人間は、どれくらいいるのだろう?AIに判定でもしてもらおうか。