後部展望室と斉藤さん🪖 17
第一艦橋から行きやすい後部展望室は色々なキャラが思いにふける場所だ。 パート1TVではオリオンに願いをかける雪さんに、「しつこいんだねぇ君も。」と言いながら、自分も雪さんに、しつこく何を願っているか聞いてくる古代君とが会話している。 海峡があるのか心配する島君が雪さんに声をかけられ、きっと大丈夫だと思い直している。 古代君と雪さんが写真を撮ってじゃれている時、気が付いてもらえなかった佐渡先生が笑いながら、お酒を飲んで年配者の貫禄で古代君の気を引き締めている。 など小さなドラマが展開する。特に古代君は、ちょくちょく来て、たそがれているようだ。後部展望室は過酷な任務から少し離れて、一息つくのにもってこいで、進行方向と逆向きなので通り過ぎる宇宙をながめられる。気持ちの振り返りに良いと思うが、ヤマトを設計した人(真田さん？)は何か考えがあって作ったに違いない。
「宇宙戦艦ヤマト2」では、艦内で問題ばかり起こす空間騎兵隊隊長の斉藤始さんが、11番惑星で亡くなった仲間のことをおもっているシーンがある。その後古代君と、また後部展望室で会話している。この二人は最初はお互いに大嫌いだったようで、よく諍いになってしまった。🔥自分の意見を曲げない所や短気なのは、とてもよく似ている。結果殴り合いになり、ガタイのよい斉藤さんと互角にケンカする古代君と島君も結構強いなぁと思った。山本君も殴り返していた。本当に格闘系男子ばかりで、笑ってしまう。😆「ヤマト2」は追い詰められた人間的な部分が、まるだしになるセリフが多い。この人、こんなヤツだったのか！と思ってしまう。
斉藤さんは、だんだん古代君のやり方を見て、「頑固だが本当は情けに厚いヤツだ。」と思っただろう。雪さんにチョッカイだしたかったが彼女が古代君に惚れているのも見て、「あんなイイ女が選んだだけのことはあるな。」と認めたかも知れない。🤔 彼は亡くなる前に「俺より年下だが、兄貴みたいに思ってた。」と言っている。古代君の縁の中には出逢っても、じきに別れがくる人が多く、一期一会の彼の人生は悲しいことが続く。斉藤さんが無事地球に帰還出来ていたら、きっと二人で地べたに座ってお酒を飲みながら大笑いできる関係になったと思う。(根は似たもの同士だから)🍻
さて、いよいよリマスター版映画の前売り券が発売になる！上映館が少ないが、私はすぐ近くの劇場で観れるので「超ラッキー！！」と喜んでいる。 大画面で大音響で再び鑑賞出来るとは、ファンとしては一生の思い出になる。昭和平成令和と、しつこく生きてきて良かったと、ほっぺかーるは、しみじみ思うのである。😌
